サラリーマン心理カウンセラーの日記

心理カウンセラーが語る 日々輝きながら働くための処方箋 しんどくなったら、大きく深呼吸してみよう

まずは自分のストレスに気付いてみよう!

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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職場における心の健康づくりとして厚生労働省からとして4項目挙げられています。

そのうちの1つがまずセルフケアです。

セルフケアとは自分自身のストレスを

自分で対処するということです。

そのきっかけとして、ストレスチェック

法定化されました。

そして健康診断でも、自分で行うストレス対策の問診等を行っているところもあります。

 

ただ「自分自身の何をケアすれば良いのか」、

「どのようにケアたらいいのか」と

思われる方もいらっしゃることでしょう。

まずは、自分自身のストレスの種類や

コントロール方法に気づくということです。

 

職場におけるストレスは、

以下のようなものがあります。

 

1、時間・休暇について

 始業開始が早い、遅い

 通勤時間、拘束時間が長い

 休日出勤と不規則な勤務を強いられる

 代休や有給休暇が取りにくい

2、人間関係について

 上司、先輩、部下、後輩、同僚、取引先との関係が悪い

3、仕事環境について

 仕事量が多すぎて仕事の質が低下している

 出張が多い

 配置換え過ぎ、少なすぎ

 上にビジョンがない、上から責任を転嫁される

 周囲にサボる人が多い

 見通しのつかないことに対してのアドバイスがない

4、自分自身について

 職務に必要な能力がない

 スキル不足、役割不足

 

例えば「自分が何が自分にとってストレスか」

「それを変えていくためには自分で何ができるか」を

少しずつイメージするだけで、

すでに行動のリハーサルをしている

ことになります。

自分が精神的なダメージを受けた場合、

その後どのようなケアを行っているでしょうか?

筋肉疲労があったら、マッサージや温泉で

ラクゼーションをしているのと同じように、

精神的疲労に対してのケアも必要です。

 

心のケアは様々ですが、最も直接的な方法は薬物療法です。

確かに即効性がありますが、これだけでは

根治療法とは言えません。

何がストレスの要因になっているか、

カウンセリングによって気づくことが

根本的なケアにつながります。

 

例えば精神的に疲労していても満足感や

心地よい疲労感がある場合には

ケアは必要ありません。

反対に、不満感や心残りやるせなさ、

納得のいかない怒り、哀しみ、憤りの

感情がある場合にはケアが必要です。

 

例えば不満というものは期待通りの

結果にならない時の感情です。

本来その期待は誰に対して、

どのようなことに対して向けられていたものでしょうか?

その感情に向かい合うことで自分の

納得のいく感情を見つけ出すことができます。

 

「不満ではなく悲しみだったのか、

自分で立てた目標を達成できなかった

自分に対する悲しみを、不満と言う形で

表していたのか」

「期待をかけると言うことで自分が

相手に依存していたのか」等と気づくのです。

何か白モヤモヤした感情に対して、意味のある感情を発見していく対話が必要なのです。

 

これらのプロセスで表情や身体の感じが違ってきます。

不満をあらわしていた口元の緊張、

目の鋭い光等が解放されて、

のびのびとした表情になっていくのです。

 

相手に受け止められてもらえたという

安心感を得ることから、

「話を聞いてもらえて楽になった」

「悩んでいたけどなんだかヒントが見つかった」

「そういうことなのか、わかった」などと

納得できたり、ふに落ちたりして

スッキリします。

身近にこのような対応ができる人が

いなければ、

インターネット上でも相談は可能です。

 

また日記やブログ、SNSなど感情を

表現しておける場を見つけることも必要です。

そのようなことで緊張がほぐれて

ほっとした気持ちになります。

これがヘルスケアです。

いつも緊張していたら、必要な時に

必要な頑張りが効ません。

 

日ごろから自分自身をケアすると言う事は力を抜くこと、緊張ほぐすこと、緊張せざるをえない状況ではむしろ緊張楽しむことなのです。

仕事に就くということ

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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今日は若者(青年期〜成人期)と職業について

考えてみたいと思います。

 

青年期から成人期の最大の課題は、

やはり職業に就くということになるかと

思います。

 

職業を持つという事は、社会システムの中に

自分を位置づけ、経済的に自立と同時に

仕事を通じて社会に貢献することです。

 

このことは、社会の中で自己存在を確認し、

成人として社会的な認知を獲得することでも

あると言えます。

したがって、職業選択は、

その人の生き方の選択と多くの部分で

重なることになります。

 

青年がどんな職業を選ぶかと言う事は、

親の希望や価値観に影響される面も大きく

その傾向は特に女性に強く見られるようです。

 

大学生を対象とした研究において、

両親から性別に応じたしつけを受け、

家庭の階層が高く、両親とも娘が

仕事を続けることを望まない時、

娘である女性の多くは専業主婦になることを

希望するが、両親からそうしたジェンダー

基づく期待をそれほどかけられなかった

女性が職業選ぶときは、ジェンダーにとらわれない、

より自由な選択をするという傾向を見出しています。

 

しかしながら、職業選択は必ずしも

自分の志望通りに行くとは限りません。

また、希望する仕事につけたとしても

この変化の激しい時代では、予期しない

困難からそれを続けることができなくなることもあります。

 

自分が最終的に大事にしたい仕事上の価値観や自分が本当に何がやりたいか、またはそのための能力がどの程度であるのか、

といった複合的な自分に関する観念を「キャリア・アンカー」と呼び、それが個人の様々な

職務経験を通じ、長い年月をかけてゆっくりと醸成されていくといわれています。

職業的アイデンティティーは

いろいろな紆余曲折を経ながら

徐々に形成されていくものなのです。

 

この職業的なアイデンティティーは、

青年期だけの課題ではなく、社会的にも

心理的にも自立した大人になっても

その探索はついていくのです。

 

しかしながら、親から心理的

独立した成人期はそれまで親の保護によって

経験せずに済んでいた、様々な問題に

直面するようになります。

 

生きていく時代や環境の変化の影響を直接的に向け、

アイデンティティーの探索は

単に職業上の処理に限らない、

様々なゆらぎの中で作られていくことに

なるのです。

では「現代」と言う時代はどのような

成人期の課題を見出しているのでしょうか。

近年の日本社会の高齢化と少子化は、

女性の生き方に大きな変化をもたらしました。寿命が今日ほど長くなかった時代には、

結婚した女性は、何人もの子供を産み育てることに、その後の一生のほとんどを

費やしていました。

ところが平均寿命が延びた上に、

1人か2人の子供を育てあげ「母親」としての

自分の役割を終えれば、「端」や「母親」と

してでなく、1人の人間としてどのように

生きるのか、という問題に直面することに

なるのです。

 

一方、男性も大きな社会的な変化の中に

投げ込まれています。

これまで日本の企業は、心理的な一体感に

よって強固な組織を作り、

欧米に追いつくために全力を尽くしてきました。

しかし、近年の情報革命によって、

これまでの企業経営のあり方が行き詰まり、

1つの会社で定年まで勤めあげられる保証が

なくなりました。

成人期となって、改めて職業的な

アイデンティティーが問われている時代を

迎えてきています。

 

このように今日の大きな社会変動は、

男性と女性を問わずこれまでの生き方

つまりアイデンティティーの組み立て直しを

迫ってきているのです。

 

みんなに生かされてます!

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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腹と足というお話。

 

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どちらが偉いか、腹と言い争った足が、

腹を支えている自分の方が上だと

言い張りました。

腹は「でもね私が栄養を送らなければ、

君たちは動けないんだよと答えました。

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会社でも、自分がこんなに活躍していると

いうことだけを主張する人がいます。

 

自分の原点が分かっていません。

自分の原点が分かっていれば、

そういう馬鹿なことを言う事は無いのです。

 

周りのみんなが地道に働いているから、

自分が活躍する舞台ができている、

ということに気がついている人は、

そんな馬鹿な事は言わないものです。

 

もし足がお腹に感謝すれば、

体は幸福です。

そしてその幸福が自分に戻ってくるのです。

しかし意地悪をすれば、体は不幸です。

それが自分に戻ってくるのです。

 

日の目を見ないかもしれないところで働いて

いる人は価値がないというのは違っていて、

その持ち場持ち場でベストを尽くすからこそ、

自分が生かされているのです。

 

 

魔法の鏡は子供の本心を映す鏡

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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「鏡よ鏡世界で1番美しいのは誰?」で

有名な白雪姫。

このグリム童話を心理学的に

分析したブルーノ・ベッテルハイムという

フロイト派の心理学者がいます。

 

この童話は、白雪姫に対するお妃の

嫉妬から始まります。

「どうして子供を愛する親ではないのか」と

いうことに、ベッテルハイムは着目し、

子供が「親なんていないほうがいい」と、

心の奥で思う心理状態が反映されていると

考えたのでした。

 

子供は成長するにつれて、無意識のうちに

親から自立しようとします。

自分を束縛するものに抵抗するわけです。

でも親がいなければ、生きていけないのが事実。

それに親を否定することには罪悪感を感じてしまいます。

 

そこで子供がいなくなればいいと思ってるのは

親の方だと、都合の良いように解釈する心理が

子供に働くと言うのです。

 

 

童話やおとぎ話には子供を捨てたり

ないがしろにする恐ろしい話が

度々登場します。

親が子供を捨てる「ヘンゼルとグレーテル

継母にいじめられる「シンデレラ」などの

童話が語り継がれているのも、

親に捨てられることで自由になれることへの

憧れが子供の心を捉えているのかも

しれません。

 

さて白雪姫の話に戻りますが、

お妃が、「世界で1番美しいのは誰?」と

問いかける鏡についてもベッテルハイムは

子供の心理の反映説を打ち出しています。

 

以前はお妃自信を写していた鏡は、

白雪姫を映し出すようになります。

 

ベッテルハイムに言わせると、これは

幼い頃は、自分が母親が世界一美しいと

思っているけれど、成長するにつれて

自分の方が母よりも、ずっと若くて美しい

ことに気づく子供の心理を表しているそうです。

女性ならいちどは経験したことがあると思いますが、

思春期の頃、母親のことをセンスがないと感じたり、

歳をとっても母親のようにはなりたくない、

と感じた事はありませんか。

男性だったそうです。父親よりも

自分のほうが絶対に立派な男になってみせる、

そんな風に思った経験があるのではないでしょうか。

 

そうした親を否定し、自立したいという

欲求が、白雪姫の鏡に映し出されたわけです。

 

 

そして、最後にお妃が死に、白雪姫は親の

束縛から解放されるのでした。

 

普通なら親が死んだら悲しむのが当然。

それなのに、白雪姫の物語のように、

親を悪者にして制裁加えることで、

子供はなぜか開放感に満ちた気持ちに

なるわけです。

これが本当の親だと問題がありますから、

物語では意地悪な継母などに置き換えて、

道徳的にも納得のいくように配慮されています。

 

こうしてみると「白雪姫」を何度も読み返す子供の心理が少しわかるような気がしますね。

どうやら子供には、親に依存したいという

思い出だけではなく、その裏に親を超えたい、

親から離れたいと言う願望も

幼い頃から芽生えているようです。

 

心理的な駆け引きに勝つ!?

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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今日は野球の話からスタートです。

 

野球の花形はなんといってもピッチャーですが、

それを支える、キャッチャーも忘れてはなりません。

特に名捕手と言われる選手は、

バッターとの心理的な駆け引きが絶妙です。

 

例えば、速球のストレートが苦手な選手が

バッターボックスに入っていたとします。

 

当然、ストレートで責められると

予測するでしょう。

確かに名捕手も苦手なストレートを

考えるでしょうが、いくらストレートが

苦手とは言え、ストレートを

予想しているバッターにそれを投げるのは

どうでしょうか。

相手打者が1番嫌なのは、

予想している苦手なストレートよりも、

むしろ予期せぬ変化球なのです。

その変化球を投げさせるリードをするのが、

名捕手なのです。

 

その根本にあるのは、

あくまでも相手の立場に立った配球です。

また、闇雲に打者を討ち取りたいと考えず、

討ち取るにはどうすればいいかということを

考えているといえます。

 

日常の交渉ごとでも、これを応用して

考えれば、心理的に優位に立てるはずです。

つまり、自分の要求を通すことばかり考えず、

相手の立場に立って、どうすれば相手を

自分のペースに持っていけるかを

考えればいいのです。

 

このように、相手の立場に立って、

どうすれば好結果が出るかということを考えることを

アウトプット思考」と言います。

反対に自分の立場のみ物事を考えることを

インプット思考」と呼びます。

つまり何か交渉事をするときには、相手の立場に立って、

どうすれば相手が喜ぶか、また、

どうすれば相手が嫌がるかを考えることをすれば、

良い結果が得られる可能性が高いわけです。

夢や希望を持たないと幸せにはなれないよ!

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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今日希望や夢のお話。

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ある時、神様がこの世に存在する「善」の

全てをかき集め、壺に入れ、蓋をしました。

そして、

「絶対に蓋を開けてはならんぞ」と

言いながら、ある男にその壺を預けました。

 

ところが、その男は壺の中に

何が入っているか知りたくてたまらなくなり、

少しだけ蓋を開けて中を覗き込みました。

すると、中に入っていった善は次々と

隙間から出て行ってしまいました。

あわてて男が蓋をすると、

かろうじて残ったのが「希望」でした。

でも唯一残ったのが希望だった事は

人々にとって救いでした。

「出て行った善がいつか帰ってくる」

人々の心に励みになったからです。

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この話の言いたい事は、

人生の意義は夢や願望を描くことにあると

いうことです。

 

なぜ夢を描くのがそこまで重要なのでしょうか。

 

1つはなりたい自分やかなえたい願望を

強く心に描き続けていると

プラスの想念を潜在意識に

インプットし続けることになるため

日常の言動が生き生きとしてくるのです。

 

顔の表情、言葉遣い、態度、行動などが

ポジティブになるため、

他人にも笑顔で朗らかに

明るく接することができるになり、

結果として誰からも好かれるようになります。

したがって周囲の援助や協力が得られ、

人生が好転すると言うわけです。

 

2つ目は、夢を描くことにより、

イメージが明確となるため、

それに一歩でも二歩でも近づこうと

積極的に行動できるようになる点が

指摘できます。

誰かに命令され、いやいや行動するとは違い、

そこには向上心や探究心、

創意工夫などが伴い、

いいことずくめで邁進できるため、

結果として、成功の可能性が

高まるようになるのです。

 

3つ目は、その夢が真剣であればあるほど、

想念にもパワーが伴うようになり、

そのパワーが自信と勇気を呼び起こし、

ひいては情熱と信念まで強めてくれるように

なります。

そうなれば潜在意識に強い働きかけを

することになります。

したがって、自分でもびっくりするほどの力が

発揮できるなのです。

 

ただし闇雲に夢を描けばいいというものでは

ありません。

そうなればいいなぁと漠然と

思っているだけでは、

想念にパワーが伴わないため、

潜在意識への働きかけも弱くなって

しまいます。

そうなると自信や勇気もみなぎらず、

信念も揺らいでしまい、

些細なトラブルやアクシデントに

遭遇するだけで、

「自分には無理だ。やっぱり、やめた」と

いうことになってしまうのです。

 

自分の夢がなんだかわからないと言う人、

あるいは漠然とした夢しか描けないという人は、

大上段に構えず、自分の天職や

興味・関心ごとを踏まえて、

少しでも自分の生きがい、

つまり自己実現にもつながる

等身大の願望に焦点を定めてみては

いかがでしょう。

「希望さえ捨てなければ幸せは必ず戻ってくる」

と信じて日々を過ごしたいと思います。

時には立ち止まって見ませんか?

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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今日は「うさぎとかめ」のお話です

 

「知ってるわーそんな話」

「子どもじゃあるまいし。」

 

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも案外これがイソップ寓話だということを

知らない人もいます。

 

そしてそれを改めて読むと、

人生を生きていく上での心構えや

もっと心を軽くするということの

教訓が隠れていることに気づくのです。

 

話はー

足自慢のうさぎとかめが走る競争をした。

うさぎはかめのずっと先を走ってることに

気づき、かめが来るまで休憩してしまおうと

考えた。

ところがうさぎは寝坊して

かめの方が先にゴールしたというご存知の

お話

 

 

この話は

「真面目にコツコツと努力を

積み重ねでいれば、大願成就を

果たすことができる」

「どんなに才能があっても、

油断をすると努力する人には勝てない」

といったことを意味しているわけです。

 

そして次のようにも解釈できるのでは

ないでしょうか?

 

「夢・願望の実現や成功のゴール目指して、

がむしゃらに突っ走るばかりが人生じゃない。

身体を壊し途中でダウンしようものなら、

それまでの努力も、輝く未来も、

水泡に帰してしまう。だから、

かめようにマイペースで動き、

過度に心身を酷してはならない」

 

会社生活では「今がチャンス」「ここぞ!」と

いう時以外は、イソップ物語に登場する

かめように、あせらず、マイペースで

無理なく進むことも大切です。

要は、いきなり成果を出そうとせずに、

自分のできる範囲でコツコツと努力を

積み重ねていくのです。

そうすれば、一見困難に見える

ことであっても、

いつしか可能性が生まれ、

ついには勝利の美酒を味わうことができる?

ようになるのです。

 

ところで、今「自分はどちらかと言えば、

とびはねすぎて疲れてしまった

ウサギと同じだな」と考えている人は、

ゆっくりと休息を取るか、

休暇を思いっきりエンジョイするなどして、

体をいたわってあげましょう。

趣味やスポーツなどに没頭し、

ストレスを発散するのもいいかもしれません。

 

このように、激務から解放し心身を休ませ、

自分の心の洗濯をしてあげることも、

この大変な人生を切り開くためには

必要なことなのです。