サラリーマン心理カウンセラーの日記

心理カウンセラーが語る 日々輝きながら働くための処方箋 しんどくなったら、大きく深呼吸してみよう

人は、脳で聴くのです。

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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見た方もいらっしゃると思いますが、

年末のテレビ番組の罰ゲームのコーナーで

黒板を引っ掻いた時の「キー」っていう音を

聞かせるというものをやってました。

 

小さい頃には授業中によくあの音を聞いて

脇のあたりがゾクゾクってして足の指が

内側に曲がってしまいそうな不快な感じと

いうのは誰でも持つようですね。

何故そうなるのか、この音については

色々な説があるようです。

 

1つはオーストリアウィーン大学などの

研究者たちが、爪やチョークで黒板を

ひっかく音を録音して、被験者に

繰り返し聞かせ、

不快さの程度を判定してもらったそうです。

すると、「最も強い不快感を呼びおこすのは、

2000~4000ヘルツの周波数帯であることが

分かった」とのこと。

 

黒板を爪でひっかく音などが集中する

帯域について、

「人間の耳の穴はこの帯域を増幅する

構造になっているため、

特に耳障りに感じるらしい。と、いうのです。

 

つまり、「キ~」という音は、ヒトの耳の敏感な帯域を直撃し増幅する。ということ。

 

2つ目にその説について三人の米国人研究者が

1986年、「精神音響効果」を調査したところ、その音が「ニホンザルが発する警戒の叫び声に似ている」という発見をしたというのです。

 

この発見により、背筋がうずくような感覚は、

私たちの進化の歴史の古い時期から取り残されている原始的反射で、人間が野生生活を

送っていたころの捕食者の発する声に

似ている、というものです。

 

つまり「危険」と結びついているからこそ、

イヤな感じがする。

そんな感じが祖先から刷り込まれていると

いうことは、

さまざまな民族や文化、言語の差異を超えて、

人が不快を感じる音というものが

共通している、ということも納得できます。

 

ただしまだこれも実証されていないようですが。

 

流行りのASMRもそうですが、音や音楽は

色々な感情を呼び起こすことがあります。

そんなことを考えると人は単に耳で音を

感じているんじゃない脳で感じているんだと

思うのです。

だからこそある時はメンタルを高めたり、

開放してリラックスするためにも音楽は

有効なのです。