サラリーマン心理カウンセラーの日記

心理カウンセラーが語る 日々輝きながら働くための処方箋 しんどくなったら、大きく深呼吸してみよう

同じミスを繰り返すメンバー

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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特に新人に多いタイプだと思いますが、

こちらはきちんと伝えているはずなのに、

同じようなミスを繰り返すメンバーって

いませんか?

このような人を見ると、

「人の話を聞いていないのだろうか」

と腹が立ったり、

「能力がないのではないか」と疑ったり、

「やる気がないのではないか」と

苛立ったりします。

いったいなぜミスを繰り返すのでしょうか?

 

1、ストレスが高いときには人の話が聞けない

 

新入社員というものは、

生活も人間関係も責任も、

学生時代とは大きく変わった

環境に入ったばかりです。

 

その新しい環境に慣れるために、

ストレスが高い状態にあることが多いのです。

 

ストレスが高いときには、

人の話が耳に入らないことがあります。

そのような状態の人に、

強く言ったり叱責しても、

まずストレスが高くなっていくことができなくなってしまいます。

これではますます悪循環で

萎縮するばかりです。

 

新しい環境に慣れるまでに

かかる時間は人によって様々です。

この人はもしかしたらストレスが

高いのかもしれないと思い当たったら

「仕事になれたかどうか」

「困っている事は無いだろうか」と

少し時間をとってゆっくり話を

聞いてみてください。

相談できたと言う安心感だけでも

落ち着いてくることがあります。

 

2、「伝えたつもり」と「伝わっている」とは違う

 

こちらが伝えたつもりでも、

相手に伝わっているとは限りません。

特に新人の頃には、

使っている単語そのものの意味が

わからなかったり、

当然知っているだろうと思って

説明を省いたりすることを実は

知らなかったりするということがあります。

 

あまりにもそれが多いと「それなんですか?

「わかりません」と言いにくいという新人ももいるのでしょう。

 

こちらが説明をしたら、

相手がどのように受け取ったかを

確認してみましょう。

 

「今の説明で何がわかったかを教えてくれる?」と相手に説明をしてもらいましょう。

 

そこで実はわかっていないことが明らかになったら、その点を補っていけばいいのです。

 

3、こちらの伝え方を工夫してみる

 

人が情報をやり取りするときには、

主に視覚と聴覚をそして言語を使います。これらの感覚をフルに使える人もいれば

 

苦手な人もいます。

例えば、視覚から情報を得ることが得意

 

ところが、人は自分が何の感覚を

得意としているのかを

知らないことがほとんどです。

 

そのため、自分が資格を得意にしていると

相手に対して頭だけを見せて

「みればわかるよ」などと、

いうやり方だけで説明しようとして

しまう傾向があります。

 

もしも相手になかなか伝わっていないと

思ったら、

もしかしたらこちらの使い方が

偏っているか、もしくは相手の得意な

感覚が偏ってるかもしれません。

 

その場合には、

あらゆる感覚に訴える説明を

工夫して図や絵を見せたり、

説明文を指したり 。

 

言葉でも補いながら説明してみましょう。

 

4、わからなかったら本人に聞く

 

「この人はやる気がないのか、

わからないのか、

聞いていないのか、

一体何なのかわからない」と思ったら、

本人に聞いてみましょう。

 

責めたり詰問するやり方は避けましょう。

それでは相手は「申し訳ございません」と

謝って終わってしまいます。

謝ってほしいわけではなく、

事実を知りたいと思ったら、

「正直に手の内を明かす」ことを

お勧めします。

 

つまり、あなたが不思議に思っていることを

明かしてみるのです。

 

側で見ているだけではわからないことでも、相手と話し合ってみると見えることがあります。