サラリーマン心理カウンセラーの日記

心理カウンセラーが語る 日々輝きながら働くための処方箋 しんどくなったら、大きく深呼吸してみよう

良いストレッサーで職場を活性化する!上司のストレスマネジメント

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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以前にもお話しした、ストレッサーのお話し。

 

ストレスは私たちが環境の刺激や変化に

適応しようとして起こってくる反応です。

例えば、就職をしたときには

人間関係に慣れようと、

新しい同僚に挨拶をし、

笑顔作ります。

仕事を覚えようと記憶力をフル回転します。

このように適応するために

エネルギーがわき起こってくる状態を

ストレス反応といい、

ストレスの原因のことを

ストレッサーと言いますが

適度なストレッサーは

職場を活性化して

生き生きとした環境を作る

ということをお話ししました。

 

職場の活性化を目指して、

良いストレッサーのマネジメントを

するのですが、それに失敗する上司がいます。

 

よくあるのは、自分にとっての

良いストレッサーが他人にもあてはまる

という勘違いをしていることです。

 

例えば、上司になるような優秀な人の中には

自分が仕事を任されているときに、

期待されると思えるという人がいます。

するとメンバーに向けて

 

おい、任せたぞ!これはすべて君の責任でやってくれ。期待してるから!

 

などと言いがちです。

しかし良いストレッサは、

人によって違いますから、

あるメンバーはそう言われたら

全責任なんてプレッシャーだ

期待に応えなければならないなんて気が重い

と感じるかもしれません。

 

このようにして上司に悪気は無いのに、

知らないうちに

メンバーの悪いストレッサになってしまっているケースがよく見られます。

 

ではどうすればいいのででしょうか?

それは「わからなかったら本人に聞く」です。

 

どういう時に生き生きしているのか、

やりがいを感じるのはどういう時なのかを

聞いてみてください。

もしくはしれが聞きにくければ、

正直に手の内を明かす」です。

メンバーに対して正直に

「あなたはどういう時に行き生きするのか

教えてくれるかい?」

これは過去の事でも構いません。

相手の良いストレストのキーワードが見えてくればいいのです。

 

例えばあるメンバーが「自分は資格の取得を目指して勉強していたときに、とても燃えたんです」

と言ったとしたら、

そのメンバーのトレッサーのキーワードは

「成長」や「何かを目指している時間」

かもしれません。

 

そういう人がルーティーンワークばかり

やっていて、

「自分はここで去年と何が変わったんだろう」と思っていては生き生きとしないでしょう。

 

このメンバーのキーワードは、

「成長や」「何かを目指してる実感」

かもしれないと思ったら、

そのメンバーに新しいスキルを身につける

研修や勉強をすすめたり、相手に対して

「去年よりこういう点が成長したね」と

具体的に伝える、

「3年後どうなっていたい?」と

成長がイメージできるような話題を持つ、

等の関わりの工夫がその人を

活性化させていきます。

 

仕事の内容がメンバーの

良いストレッサに直結してれば良いのですが、なかなかそうはいかないのが

現状だと思います。

そうであれば、相手の良いストレッサーに

できるだけあったりやり方で

関わりを持っていくことが大切です。

 

良いストレッサは1つではありません

もしも相手が話した良いストレストの内容が

今の職場では難しいことであっても、

「このメンバーのことをもっと知ってみよう」

との関心を持って、

他のことも聞いてみてください。

 

メンバーの良いストレッサーの

キーワードを知ることで

同じ職場で同じ仕事をしていても、

相手が良いストレスを持って

働くことができるような、

仕事の進め方や声のかけかたの

ポイントが見えてきます。