サラリーマン心理カウンセラーの日記

心理カウンセラーが語る 日々輝きながら働くための処方箋 しんどくなったら、大きく深呼吸してみよう

メンバーとの関わり合いについて

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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上司として、「メンバーの心のエネルギーを

上げて、育てていく関わりを持っていこう」と普段から思って仕事を進めていらっしゃる方も多いと思います。

 

しかし、そのような上司の方が

時々落ちてしまう心配があります。

 

良かれと思ってやったことが裏目

出ないためにはどうしたらいいんでしょうか?

そこでどんなことを気をつけて、

関わりを持てばいいのか考えます。

 

1日を振り返って

「あれでよかったんだろうか」と気になったり、

先のことを考えて大丈夫だろうかと

不安になる事は、

多かれ少なかれ誰にでもあることです。

 

そのような時に、

自分で「このような事考えていても仕方ない」と切り替えたり、

くよくよしないで、やることをやろう」と

行動を起こすことで、

私たちには不安を抱えたり、

不安に対処する力が育ってきます。

 

勤務時間中に、

「この形これで合ってるんだろうか」という

不安に対して上司として「これでいいのだ」と

答えてメンバーを安心させることが必要です。

 

しかし、そうではなく、

漠然と「大丈夫かな」という不安に

対していちいち「大丈夫だ」と保証して、

相手の不安を解消することだけでは、

相手は成長しません。

 

上司にやってほしいことは、

「いつでもメンバーの不安を解消すること」ではなく

メンバーが不安を抱え乗り越えていく力を育てていくこと」なのです。

 

1、不安をノートに書く

よく、カウンセリングにおいて、

不安になりやすいクライアントに、

その不安な気持ちをノートに書くことを

勧めることがあります。

 

「不安」といってもその対象や、感情を抱くタイミング、不安の深さが違うことに気づいていただくことが目的です。

 

病的な不安は「対象が明確ではない」ことが

特徴です。

明確でないから、「どうしようどうしよう」と

頭の中でぐるぐる堂々巡りをして、

余計につらくなってしまうのです。

 

まるで戦う敵が自分の中にいるような

気持ちになってしまいます。

書き出すことで、今自分が何を

心配しているのか、

具体的に対象を明確にすることができます。

明確になれば、戦う時は外に出てきます。

自分の助けが見えてくることもありますし、「これについては保留にしよう」と言う選択もできます。

 

2、気持ちの切り替え10リスト

不安になった時、落ち込んだ時に、

これをすると気持ちの切り替えに

効果があると言う物一覧表

気持ちの切り替え10リスト」を、

作ってもらうことも有効です。

 

例えば、運動する、風呂に入る、

お香をたく、この曲曲を聴く、

犬の散歩をする、このDVDを見る、

温かいミルクを飲む、

アルバムを見る、本を読むなど。

 

自分のリストで気持ちを切り替えていくことができれば、

「自分は不安や落ち込みを乗り越えることが

できた」と言う自信につながります。

 

3、不安でもやってみる選択

いつでもきれいに不安がない状態で

仕事ができるわけではありません。

不安があってもやってみると言う

選択もあっていいのです。

 

「うまくできるか不安だけどやってみよう」と本人が決めて行動していくことで

うまくいったという自身が、

不安を抱える力となってきます。