サラリーマン心理カウンセラーの日記

心理カウンセラーが語る 日々輝きながら働くための処方箋 しんどくなったら、大きく深呼吸してみよう

社内でできるカウンセリング

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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本格的なカウンセリングは

難しいかもしれませんが、

職場においても

悩んでいる人に対し、

それを聞いてみることで、

相手も口から吐き出すだけで楽になったり、

時には解決することがあるかもしれません。

 

しかし、話を聞く訓練経験がないと

カウンセリング的な対応は難しいと

思われます。

 

最初はよく聞いてもらえたけど、

そのあとはうんざりする顔つきで

対応してくれるがよくわかったとか、

普段仕事をしている仲間なので

なかなか言いにくかったとか。

 

本当は、ロールプレイと言う練習方法で

十分に練習する必要があります。

なぜなら、失敗したら相手を

傷つけることになるからです。

失敗したときにその失敗に

気づいていないとさらに傷を

深めてしまいます。

 

でも普段からの仲間だからこそ

言えることもあるわけで、

以下に「聞き手」としてのポイントを紹介します。

 

ポイント1

身近に聞き上手な人を見つけ、雰囲気、

表情態度を観察して練習してみる。

 

ポイント2

聞く側が十分にリラックスして

緊張した雰囲気をかもしださないこと

(聞き手が緊張したら話す方も緊張してしまう)

 

ポイント3

聞き手は話し手のスピード感や

リズム感に合わせるつもりで

ついていくこと。

(思わず聞き手が積極的に話してしまったり、

場合によっては結論を出そうとしています)

 

ポイント4

話し手が「何を言いたいのか」を

理解しようとすること。

わからない時は、「なぜ」「どうして」と

疑問をぶつけないこと。

(なぜ、どうしてと言われても本人も

説明がつかなくて困っているんです)

 

ポイント5

わからないことはそのままにして

理解したことを伝えてみること。

「何々について考えているんですね」

「何々と感じで困っているんですね」など

 

 

まとめ

聞く時には、自分の言いたいことを

後回しにしてリラックスして

よく聞くことが肝心です。

 

そしてなんといっても、

気楽に困りごとや悩みを

気軽にに話すことができる職場環境が大事ですよね。

 

人生はずっと学習なのです!

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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今日は「学習」のお話。

 

「勉強は嫌だー」っていうのはよくある話。

ではなく、「学習」の話です。

 

学習」とは、知識、行動、能力、価値観、

好き嫌いを、新しく獲得したり、

修正すること

特に生理学や心理学においては、

経験によって行動が変容することを

指すと言われます。

 

私たちが、服を着て、日本の文字を

書いているのも、人と会ったら

あいさつするのも、

すべて学習によります。

 

「あー電車に乗り遅れてしまう」と

言いながら駆け足で駅に向かい、

会社に行っていてタイムカードを押すなど

ありとあらゆる行動をしていますね。

どうやっていつの間にこんなに

いろんなことができるようになったのでしょうか。

 

例えば電車に乗り遅れないように走るのは、

走ったら間に合ったという

過去の経験があったんだし、

つまり私たちが日常で行っている

ありとあらゆる事は、そのほとんどが

今までの経験の結果によって

学んだものなのです。

 

このように、人間の多くの部分は、

学習によって作られます。

だから、学習のメカニズムを知ることは、

人間を理解するうえでとても

大切になるのです。

 


それに対して、「生まれつき」の

部分があります。

空腹になったら何かを食べたり、

まばたきをしたりするのは、

生まれつきで、それを「本能」とも言います。

 

動物は、たくさんの本能的な行動を

持っています。

ウミガメの赤ちゃんが海岸から

海へ向かうのも、

クモがクモの巣を張るのも、

生まれつきです。

 

その点人間は、動物に比べると、

生まれつきの部分が小さく、

その後の環境の中で学習した行動が

大きくなります。

 

食べることは本能でも、

こんな料理をこんなお店で

食べたい!なんて思うのは、学習の結果です。

 

 

学習というと良いことだけを学ぶという

イメージがありますが

心理学で言う学習の場合は、

良いことばかりとは限りません。

 

例えば、子供が学習学校休みたい時に

仮病を使って親を騙し、

親をまんまと騙したとします。

子供はそんな親を見て、

「しめた!この手は今度も使える」と思い、

次の日も同じように仮病を使うのも

立派な学習なのです。

 

こんなことを考えると人生ずっと

学習なのですね。

そしてその経験が行動を変えて行くんです。

言い訳してますか? セルフ・ハンディキャップ

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

 

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以前に、人間の防衛規制と人間関係について

お話ししましたが、今日はその続編です。

 

学生の頃こんなことありませんでしたか?

 

テスト終われば 友達に
全然あかんと 答えとき
相手に優越感 与えておいて
後でショックを 与えるさ

 

これは、「受験生ブルース」という

歌の歌詞ですが、

 

全然勉強してないと言ったり、

体調が悪くてなどと宣言しておけば、

テストの結果が悪くても、

それが都合のいい言い訳になるということで

これは心理学用語で

セルフ・ハンディキャップ」と

言うものです。

 

自分自身にハンディキャップを与えることで、失敗したときや欲求が満たされないときの

ショックをやわらげる、

一種の自我防衛手段です。

 

 

たとえ自覚していなくても、

人間なら誰でもプライドがあります。

 

しかも、そのプライドは自分で思う以上に

高いものなのです。

そして、それが崩れることを

必要以上に恐れます。

 

セルフハンディキャップは、

意識的、無意識的にプライドを守るための

心理的カニズムであり、

人はそれを、日常生活のあらゆる場面で

活用しているのです。

 

「好きになった人が振り向いてくれないのは、自分の容姿が悪いからだ」

 

などと思ったことありませんか?

それも立派なセルフハンディキャップ

言えるのです。

 

なんとなく卑劣な感じがするかもしれませんが

こうすることで、欲求不満を自分で

無意識に解消しており、私たちが

生きていく上で不可欠な作業なのです。

地獄耳?ではないんです!

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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大勢の友達が集まってワイワイやる

パーティーや宴会、

時期的に言えばBBQなどは楽しいものです。

 

そんな時、いくら周りがうるさくても、

自分と話している相手の声が

聞けることを経験したことは

ありませんか?

 

この、たくさんの音を空間的に

聞き分けて、特定の声を

キャッチできる現象を、

カクテルパーティー効果」と言います。

 

パーティー会場に限らず、私たちの周りでは、ありとあらゆる音がしています。

 

今、あなたの周りにはどのような

音がしているのか、

注意して聞いてみてください。

 

車の音、雨の音、風の音、近所の人の話し声、電話の音、ドアを開ける音など、

いろいろな音が聞こえてきたのでは

ないでしょうか。

改めて耳をすませてみると、

今まで意識していなかった音が

聞こえてきたでしょう?

 

私たちの周りでは、

いっぺんにいろいろな音がしているのですが、

私たちはその全てを自覚しているわけでは

ありません。

 

ある音が聞こえてくるのは、

その音に注意をしているからなのです。

 

心理学用語で言えば、

選択的注意」を行っているからです。

つまり、人は音の選択を行っているのです。

 

しかしいろいろな音を聞き分けるのも、その場にいればこそ。

会議を録音して

後で聞いてもよくわからないことが

ありますよね。

これは録音した装置も関係しますが、

その場にいないと

「選択的注意」効果が薄れると言われています。

女性は占いがお好き?

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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理髪店や病院の待合室で雑誌を見ていると、

女性雑誌には必ずと言っていいほど

「占い」が載っています。

 

女性は占いが大好きなようにも思います。

特に占い好きの人は、有名な占い師がいると

長い時間並んだり、

高い料金を払ってまでも

見てもらいたいようです。

 

ではどうして女性には

占い好きな人が多いのでしょうか?

 

実は男性よりも女性の方に、

依存欲求の強い人が多いと言われています。

 

というのは、かつて女性の多くは

社会的立場が弱く庇護される側にありました。

 

その時の固定概念が、今でも女性の潜在心理に根強く植えつけられていて、

無意識のうちに依存心が働く女性が

多いと言われているのです。

 

そして、この依存心をさらに分析すると、

そこには責任回避願望があると

言われています。

 

つまり、重大事項の決定等において、

責任を負いたがらない傾向があるのです。

 

たとえ自分のミスで失敗したとしても、

自分の責任であることを認めることが

できません。

すぐに人のせいにしたり、

運命のせいにしたり…。

私は悪くなかったと自分を

正当化してしまうわけです。

 

このように考えていくと、

占いで自分の運命を知ろうとする女性にも、

責任回避か願望が現れていると言えそうです。

 

なぜなら、自分の未来は

自分で決められるのに、

占いに未来を教えてもらおうとするからです。

 

中には自分の努力不足をは棚に上げて、

「これが私の運命なのだ」と、

人生を切り開いていくことを

諦めてしまう人もいるでしょう。

 

もちろん全ての女性が依存心が

強いわけでもなく、

占い好きの女性全てが責任回避願望が

強いわけではありません。

当然、強弱の差もあります。

 

やはり占いは、良いことだけを信じて参考程度にしておくのが一番ですね。

期待されればその通りになる? ピグマリオン効果

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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オードリー・ヘプバーン主演の映画で

「マイフェアレディ」という映画があります。

 

この映画の内容はヒキンズという名の

言語学者が、あるロンドンの

下町の花売り娘、イライザを貴婦人に

半年で変身させてみせる、

という掛けを友人とするもの。

 

結局ヒキンズ教授は、

イライザを立派な貴婦人に仕立て上げ、

最後には彼女と、結ばれます。

 

彼はイライザを貴婦人に

仕立て上げるために、

彼女を最初から貴婦人として扱います。

そして「君は立派なレディーだ」

「品のある女性だ」というような

言葉を浴びせると同時に、

きれいな華麗なドレスと

きらびやかなアクセサリーを身につけさせ、

彼女をどんどん「その気」に

させていくのです。

 

するとどうでしょう?

いつの間にか花売り娘は、

気品溢れる貴婦人へと変身しているのです。

 

このように、

人は他人からある期待をされると、

自分がその期待通りの

人間であると思うようになり、

またその期待通りになろうという

行動を取りやすくなることがあります。

 

これを「自己充足の予言」と言います。

ヒキンズ教授は、この人間の心理を

上手に利用したというわけです。

 

これは私たちの日常でも

うまく利用できそうですね。

 

例えば部下の能力をあげたい時

部下に対して上手に期待を

持ってあげればいいのです。

 

自分の子供に対しても同じです。

子供が絵を描くのが得意だとわかり、

その才能をさらに伸ばしたいと思った時。

「お前はなんて絵が上手なんだろう」

「ひょっとしたら将来はよかったら、デザイナーかな」

 

などと褒めてあげれば、

その子が親の期待通りになるように

行動する可能性は高いと言えるのです。

 

ただし本人がその気もないのに

過度な期待を寄せるのは、

ときにはプレッシャーに

なって逆効果となる可能性もありますが。

 

ところでこの「自己充足の予言」は

ピグマリオン効果とも言われています。

 

これは、アメリカの教育心理学

ロバート・ローゼンタールによって

提唱された、教育心理学における

心理的行動のひとつで、

別名「教育期待効果」、または

「ローゼンタール効果」とも呼ばれています。

 

ローゼンタールはある小学校のクラスを

対象に、知能テストを行う実験をしました。

学級担任には

「このテストによって今後成績が伸びる生徒が分かる」と説明しましたが、

実際にはそのような効果はない一般的な

知能テストでした。

テスト後、結果に関係なく無作為に

生徒を選び出し、

「今後成績が伸びるのは、この生徒たちだ」と

伝えました。

担任教師はこれを信じて選ばれた

生徒たちに期待して指導をしました。

すると、本当にその生徒たちの成績が

向上したのです。

 

この実験で、成績が向上した要因として

考えられるのは、担任が選ばれた生徒たちに

期待を示し、子供達は期待されていることを

意識してそれに応えようとしたことが

挙げられます。

 

 

そしてピグマリオンとは

ギリシャに神話に登場するキプロス島の王。

 

彼はある時、象牙で作られた彫刻の女性に

恋をしてしまいます。

彼が彫刻に向かって

「君は綺麗だ」と繰り返していると、

女神アフロディテが彫刻を

本物女性にしてくれたという話です。

 

実は映画「マイフェアレディ」の原案は

イギリスの劇作家バーナード・ショー

ピグマリオン」なのです

騙される心理

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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今日は詐欺の話。

以前は、よく詐欺といえば、

マルチ商法霊感商法催眠商法…。

が多かったような感じですが、

今はやはりオレオレ詐偽に代表される

特殊詐欺」ですね。

 

しかも巧妙なやり口で、

高齢者を狙ったものが

多く発生しているようです。

 

こういった詐偽に騙されやすい人の特徴として、次のような点が挙げられるようです

 

1、依頼心が強い  

2、権威主義傾向が強い 

3、コンプレックスが強い                 

4、意思が弱く、内向的     

5、悲観的

 

しかし

最近流行りの

振り込め詐欺は、

親や祖父母のこんな気持ちに

つけこんできます。


◆息子や孫を思う「親心」につけ込む
⇒犯人の電話を息子や孫からの

電話と信じ込み、

警察官が「これは詐欺です」と

説明しても、お金を渡そうとする方が

多くいるようです

 

◆官公署の名前で電話して信ぴょう性を高める
⇒親に限らず、誰もが官公署の

名前を出され、親切丁寧な応対であれば、

信用して当たり前です。

 

◆「犯罪行為に加担したかも!」

「トラブルに巻き込まれたかも!」と

あわてさせます
⇒犯人は、言葉巧みに不安感をあおり、

「トラブルになってしまったかも!」と

あわてさせます。

そして、犯人の言葉を信じ込ませ、

解決に乗り出させようとするのです。

 

 

しかしいずれもうまく?心理状態をつき、

暗示にかかりやすい状態をつくって

騙していることは変わりません。

 

このように暗示にかかりやすい状態のことを

被暗示性が高いといいます。

被暗示性は、疲れていたり、

睡眠不足や二日酔いで

頭が働かなくなった時には

暗示にかかりやすいということです。

 

悪徳商法はや特殊詐欺と呼ばれるものは、

そういった人間の精神的・肉体的な

悩みにつけ込んだものなのです。

 

そのためには

日ごろから、自分の弱点を意識しておくこと」が大事なのかもしれません。