仕事の基本は5Sなのです
こんにちは!
サラリーマン心理カウンセラーです。
ものづくりの仕事をしていますと、サプライヤーの監査を実施することがよくあります。
国内はもちろん中国をはじめ東南アジアを中心に工場を見て
品質管理システムやプロセスの評価を行い、
点数付けをして、目標とする品質を達成出来そうな会社なのか客観的に判断するのです。
そのチェック項目は50項目以上。
多岐にわたるチェックで評価を行います。
しかしこのようなチェックをしなくてもある程度判定できる項目があります。
それは5Sです。
整理
整頓
清掃
清潔
躾
例えば工場の通路に設備が置かれています。カバーもせずむき出しになっている。
ということは使用中でもこのような取り扱いをしていると判断されます。
材料倉庫において蜘蛛の巣が部屋の片隅にあります。部品の中から出てくるかもしれないけど・・・気にしませんというように判断します。
そのような工場を採用すると、部品が汚れていたりということで不良が沢山発生したり、後のケアが大変になります。
また急に品質が悪くなった、という時に現場に行くと5Sができていないことがあります。
また、綺麗に整理されている時にも注意が必要だと思っています。
それは整理されて識別例えば品番や、モデル名などの表示がきちんとあるかどうかです。
監査があるということで、大急ぎで片付けすると異常に?綺麗で何も置かれていないことがあります。生産する以上は仕掛かりや不良もあるはずです。
それがないって、ものづくりしていないのか、大急ぎで片付けたというように捉えます。
これらは全て実際に経験して、苦い思いをした経験談です。
5Sは職場環境の基本ということですが、単にそうではなくものづくりの基本であり仕事の基本であると思います。
机の上が汚いと効率は非常に悪いです。
また自分の考えもまとまりません。
机の上に資料山積み状態は、「私は効率悪いですよー」って言っているのと同じです。そういう人って「忙しい!忙しい!」って言っていませんか。
そりゃそうですよね非効率な仕事の現場になっているんですから。
だから仕事の基本は5Sであると思うのです。
極端な話、働き方改革する前に5Sじゃないかと思うのです。