新しいものを追い続けても心は充足されないのです。
こんにちは!
サラリーマン心理カウンセラーです。
今日は「海幸山幸」の話
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山で狩りを終えた狩人が、
獲物を抱えて家に帰る途中、
漁師に会いました。
漁師も一仕事した後で、
魚をいっぱい持って家に戻るところでした。
2人はお互いの持ち物を見るやいなや
欲しくなり、交換することにしました。
狩人は魚を、漁師は肉を手にしたのです。
「めったに食べられない品を手にすることができた。
今日はご馳走が食べられるぞ」
2人とも、普段食べられない貴重なものを手に入れて大喜びです。
そして、毎日、その場所で、お互いの収穫物を
交換する約束をしました。
しかし、3週間もすると、2人は
こう思うようになりました。
「最初のうちは美味しく頂いたが、
毎日となるとさすがに飽きてくる。やっぱり、前の食事のほうがいい」
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自分が持っていないと、借金をしてまでも買ってしまう。
ところがいざ手に入ると興奮や感動が薄れ、
関心なくなり、残ったのは借金だけ。
こういうパターンを繰り返している人は、
いつまでたっても心の充足感を得られないということなのです。
また、そこまで行かなくても、例えば新しい製品が発売されると、すぐに飛びつく人がいます。こういう人も、心が満ち足りた、快適な人生を送れないと言っていいでしょう。
企業が売り物にする製品は、数ヶ月もすればグレードアップしたり、新しい製品が登場するものです。だから、それを追い求めている限り、一時的に我欲を見出したとしても、恒久的な満足感は得られません。
今の世の中、モノや情報にあふれて
「何が自分にとって必要か?必要でないか?」と
言う選択が難しくなっているのが現状です。
スマホでポチってるあなた…。
「ものというものは生活生音豊かに
楽しくするための手段であって、
物そのものが目的であってはならない」
と言うことを踏まえた上で、
快適な生活を送るために必要なものだけを
上手に選ぶようにすることが大切だと
思うのです。