サラリーマン心理カウンセラーの日記

心理カウンセラーが語る 日々輝きながら働くための処方箋 しんどくなったら、大きく深呼吸してみよう

スランプは気づきのチャンスなのです!

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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気分が一時的に落ち込んでしまうことを

スランプと言います。

 

スランプは誰にでも訪れるもの。

それを乗り越えて

成果を出す部下になれるか、

あるいはそのまま下降線をたどるかは、

伸ばす人の腕にかかっています。

 

スランプは次のステップへ続く

気づきのチャンス。

部下が前向きに考えるように導くのが

上司の役目です。

 

1、落ち込んだ気持ちを切り替えるには?

 

業務目標や営業成績など、

成績が振るわなかった時に、

部下に対しどんな風に接していますか。

 

「なぜできなかったんだ?」

部下にできなかった理由を聞いていませんか?

 

聞くことで部下ができない位置に

とどまっている原因を探ろうと

していないでしょうか。

 

ところが、聞かれた本人は「できない理由」を

答えるために、「言い訳」を考えます。

 

 

「だって〜だから」と繰り返すだけでは

部下はいつまでたっても「できない自分」に

縛り付けられたままです。

 

「伸ばす人」に必要なのは

「なぜ」の問いかけではなくて、

「どうしたらできる」と言う前向きな

考え方を抱かせる質問。

 

「こうすればできる」と前向きな

考えにならない限り、

落ち込んだ気持ちを

切り替えることができません。

 

2、彼は本当にダメな人?

 

スランプはできるだけできる人だけが

落ちるものではありません。

それをできる人だけがスランプに陥ると

いうのは大きな間違いです。

 

「こんなことができないなんて」

と考えるのは「できる人」の解釈。

 

乗り越えなければならないハードルの高さは、

その本人にしかわからないのです。

 

部下が悩んでいるなら、

そのハードルをじっくり見せて

どうやったら乗り越えられるかを

考えるのが伸ばす人の役目です。

 

3、心配はそのまま忘れるのがいい?

確かに失敗を公開しないまま

前向きになれないのは困った状況です。

 

でも、前向きにならないのは、

部下の責任なのでしょうか?

 

部下は、失敗から立ち直るきっかけが

つかめていません。

むしろ芽生えかけていた

自信が打ちくだされ、

 

「やっぱり自分はできない、ダメなんだ」と

考える状況にあります。

 

ただ気持ちを切り替えると

言われても前向きにはなれないのです。

 

失敗は学びのチャンスです。

前向きな姿勢をさせるには、

「失敗の体験から何を学んだか?」

「今度はどうすればいいのか?」という問いかけが必要です。