サラリーマン心理カウンセラーの日記

心理カウンセラーが語る 日々輝きながら働くための処方箋 しんどくなったら、大きく深呼吸してみよう

いつも愚痴を聞いてくれてありがとう!

こんにちは!

サラリーマン心理カウンセラーです。

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皆さん!

愚痴や不満はどう対処されてますかー。

そんなお話です。

 

多くの人たちが、

愚痴や不満を吐き出したほうがいいと

信じていらっしゃるようですが、

これは本当でしょうか?

 

私たちの心の中には、

何か大きな壺のようなものがあって、

愚痴や不満を言わずに我慢していると、

どんどんその壺に不快なものが

溜まっていって、そのうちドバッと

あふれ出してとんでもないことに

なってしまう…

みたいなイメージを持ちなのかもしれません。

 

この愚痴や不満を言いたくなるという状況は、

「自分の願望」と「実際に起こったこと」を

天秤に乗せて、その釣り合いが

取れていない状況です。

 

こうなると私たちは、

このギャップをなんとかするために、

何か行動せずにはいられなくなるのです。

 

多くの人は、自分の、

今までよく使っている行動から

使いやすいものを選んでこの

ギャップに対処しようとします。

 

使いやすい行動の上位に

「愚痴や不満を言う」という行動が

入っている人は、

多分ためらうことなくそれを使って、

状況を変えようと試みることになるのです。

 

しかし、よく考えてみると、

不平不満や愚痴をこぼすと言う行動は、

願望と現実のギャップを

小さくする対処法として効果的では

ありません。

 

そもそも愚痴をこぼしても、

自分の願っている事は変わりませんし、

不満を述べても起こってしまったことが

思い通りになるわけでは無いからです。

 

では、なぜ多くの人たちが、

「愚痴や不満を吐き出した方がいいよ」と

思っているのかというと、

「そりゃそうだよね」

「あなたがそう思うの正しいわよ」と

自分の苛立ちを認めてもらうことで、

価値の欲求が満たされたり、

愚痴を受け止めてくれる人間関係が

私にはあるんだと所属の欲求が

満たされることで、

何もしないで我慢して溜め込むより

良い気分になれる、と

感じるためではないでしょうか。

 

ここで見過ごしてはならないのは、

愚痴や不満は

それを聞いている相手があるということです。

 

自分1人で壺に向かって吐きだすか、

夕日に向かってバカヤローと叫ぶなら

何の問題もありませんが、

会うたびに愚痴や文句や不平不満を

話し続ける人と関わっていくのは、

想像しただけでも

かなりしんどいものがあります。

 

ネガティブなことを話題にしても

壊れない関係を維持していけるのは、

その愚痴や不満を漏らしている時間を

上回って余りあるほどの、

楽しく快適な時間を共有している

関係に限られているのではないかと

思われます。